きみと牧場で 第1話
僕は都会で一般企業で働くサトル。
今日もいつものように仕事をしていた。
休憩していると電話が鳴った。
母からだった。
15年前亡くなった祖父の牧場を誰も管理する人がいないため手放すそうだ。
それを聞いて悲しくなった。
仕事終わりに友達と遊んでいると祖父と過ごした日々を思い出した。
祖父は牧場を大切にしていた。そんな祖父とぼくじょうが僕は大好きだった。
そんな牧場を僕は手放したくなかった。
家に帰って寝ると夢を見た。
祖父の家に行くと林でかわいい女の子に出会った。
遊びに行くたびにその子と遊んだっけ・・・。
その子も動物が大好きだった。
近所に住んでたみたいだけど、ずいぶん前のことだし名前も忘れてしまった。
うん。僕は祖父の牧場で牧場主になろう!
この都会ともおさらばだ。
次の日会社の同僚で友人のミゲルに話をした。
「俺、大好きだった祖父の牧場を立て直したいんだ。」
ミゲルは快く応援してくれた。
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数日後
会社を辞めて約15年ぶりに祖父の牧場に来た。
「たしかこの辺だったよな~。あ!あった!」
「え、なんだこのボロ屋!」
何年も手入れをしていない祖父の家はツルが這い、ヒビだらけになっていた。
畑も雑草だらけ。
動物小屋と鶏小屋もこのありさまだ。
「これは大変だな・・・。」
でも僕は祖父との思い出の地をよみがえらせるため頑張ることにした。
つづく